リハビリスタッフがいる介護施設は、自立支援が積極的に行われている可能性が高いでしょう。リハビリを行うことは高齢者の自立につながるため、リハビリスタッフの存在は自立支援介護に協力的な施設であることの証明になります。
リハビリ専用のスタッフがいない施設であってもリハビリをしている施設もあるので、気になる場合は確認するのがおすすめです。リハビリの内容についても、高齢者ごとに個別のプログラムを作っており、楽しそうに取り組んでいるか見てみるとよいでしょう。
レクリエーションの内容についても事前に聞くことで、自立支援介護にどの程度取り組んでいるか判断が可能です。レクリエーションを実施している施設であっても高齢者の動機付けが弱い場合も考えられます。高齢者が行って楽しいと思えるようなレクリエーションをしているか、今後の生活で役立つようなレクリエーションを実施しているかなどを調べてみるのも重要です。
介護施設の基本的な考え方について聞くことも、自立支援介護に積極的な介護施設かどうか把握するのに役立ちます。高齢者が困っている時に何でも代わりにするという施設は、自立支援介護に積極的な施設とは言い難いでしょう。具体的には、高齢者が靴が履けない時にすぐ履かせるのではなく、高齢者が何かに自力で履けるかどうか一度考えて手段がない時に履く手伝いをする施設が望ましいといえます。高齢者の食事や排便する能力を奪うことなく、自立できるように見守る施設が良い施設の特徴です。